for文の使用例について説明します。
for _ in range(~)
for文は「for 変数 in ~」という形式ですが、変数部を処理に使用しない時は、変数部を慣例的に「_」とします。また、下記が参考になります。
(4) What does ‘_’ in Python mean in a for-loop? – Quora
#_は変数として使用出来ます。しかし、for文で使用する_の用途はただの変数ではありません。 _ = 1 print(_) #下記の様に、「for 変数 in ~」の変数部を処理に使用しない時は変数部を「_」とします。 #慣例的に、変数部を処理に使用しないことを示すために「_」を使用します。 for _ in range(3): print("world") #一方、変数部を処理に使用するときは、下記の様に「_」以外(ここではi)を使用します。 l = ["a", "b", "c"] for i in range(3): print(l[i]) """ 下記、出力です。 1 world world world a b c """
enumerate関数
enumerate関数はfor文と一緒に使用することで、要素とカウント(各要素のオブジェクト上の位置等を表します)を取得することが出来ます。
用途は、for文の中で特定のカウントを持つ要素に対して処理を行うことです。
・出席番号(カウント)が2番以上の人の平均の身長を求める。
・リストについて、インデックス(カウント)が偶数の要素の値の合計を求める。
等々
書式は下記です。
for カウント、要素 in enumerate(iterableオブジェクト)
下記は、enumerate関数の使用例です。
"""========================================================== = 出席番号(カウント)が2番以上の人の平均の身長を求める。 = ==========================================================""" #左から出席番号が1, 2, 3番目の人の身長 height = [160, 170, 180] sum = 0 #出席番号は1開始なのでカウントの開始を1としています(start=1)。 for count, item in enumerate(height, start=1): #出席番号が2以上の人の身長の合計を求めます。 if(count >= 2): sum += height[count - 1] print(sum / 2)
また、カウントの開始を変更することが出来ます。
#カウント(count)の開始が0の場合 l = [5, 6, 7] for count, item in enumerate(l): print(count, item) """ 出力は下記です。 0 5 1 6 2 7 """ #カウント(count)の開始が1の場合 #star = 1によりcountの開始を1にしています。 for count, item in enumerate(l, start=1): print(count, item) """ 出力は下記です。 1 5 2 6 3 7 """
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